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原爆放射線医科学研究所のミッション
原爆放射線医科学研究所(東幸仁所長)は、放射線影響・医科学分野における我が国最大の大学附置研究所として、原爆医療を基盤に放射線影響の基礎研究から医療開発研究、放射線災害医療に関して、世界をリードする研究成果、医療実績を挙げています。2016(平成28)年から長崎大学原爆後障害医療研究所、福島県立医科大学ふくしま国際医療科学センターとネットワーク型共同利用・共同研究拠点「放射線災害・医科学研究拠点」を展開。2021(令和3)年には実験研究棟も整備され、「放射線障害の研究と治療の世界的拠点」を目指しています。原爆被爆者データベースに基づく疫学的研究、物理学的手法による線量評価法の研究に加え、ゲノム科学的解析手法を導入した障害発症機構の解明や、新しい治療法の開発および急性放射線障害に対する再生医学的治療法の研究に取り組んでいます。今後、放射線影響研究所の霞地区学内移転に伴い、さらに相加相乗効果が期待されます。
