
広島大学医学部 80周年
TOPICS
近年のトピック
中皮腫の正確な病理診断ツールとなりうる
免疫染色抗体の開発
広島大学病理学研究室では1980年代から中皮腫の病理学的研究を行ってきましたが、最近の全ゲノムのオミックス解析が進み、これを利用して中皮腫に特異的に陽性となる抗体を10個程度発見し、Q1ジャーナルで報告するとともに、実臨床への応用を図っています。また、年に1~2回(開催からすでに30回を数える)、労働者健康安全機構の後援の下、「中皮腫パネル」という臨床病理検討会を開催して全国から難解症例を持ち寄って診断の討論を行い、中皮腫の病理診断精度の向上に資する活動を継続しています。




中皮腫と肺腺癌の鑑別診断におけるSPARKの有用性(Am J Surg Pathol, 2024)